転職希望者向けの職業適性検査も開発されています

まず勤務条件に対する不満があります。これは給与や待遇、会社の経営方針が納得できないなどです。次に自分と仕事の不適合、または環境との不適合が原因のもの。これは「仕事が合わない」「自分の能力を発揮できない」「人間関係がうまくいかない」などです。

上記のような転職理由が起きるのは、前者の場合は就職活動の中で情報収集が不足していたことが考えられます。

しかし求人情報で会社の経営方針や給与体系などの情報は入手できるものであり、面接時に確認することも可能なことです。

後者の原因は、就職先を決める前の自己分析が十分行われなかったことが考えられます。

自己分析とは自分の過去や性格を振り返り、また自分の性質や志向、価値観などを見つめ直し「どんな職業に向いているのか」を探ることです。

これは仕事の中で自分の資質や能力を生かすために不可欠な作業です。自己分析は独自に行うこともできますが、潜在的な資質を知ることや客観的に判断するために適性検査を利用することもできます。

適性検査には職業適性検査や適職診断があり、さまざまな就職支援サイトで受検することができます。

適性検査は基本的につぎのようになっています。
さまざまな職種の人間に対して行った検査の統計から共通する傾向を抽出し、個人の結果との一致を探すことにより適性を測定するものです。

最近では転職者も対象にいれた社会人向けの職業適性検査が開発されました。これは新卒者向けの適性検査に実務経験を経ることで得られる要素を加味して再編されたもので、今後利用者が増加するものと思われます。

このページの先頭へ